明けましておめでとうございます。
昨年は、いかがお過ごしでしたか?
昨年末に、新しい曲を出しました。
(あれはまだデモ音源と謳っているから、完成品を楽しみにしていてね)
新曲、「クリスマスソング」に込めた、去年のあれこれを少しだけ。
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2020年
クリスマスソングという曲の歌詞は、まさしく2020年という世界に、雁字搦め、身動きが取れない、という言い訳の元、何も出来なかったフリをした、愚かな私のお話です。
病は気から、なんて言葉みたいに、何もかも病のせいにしすぎた2020年。
歩くだけで誰かのせいに、言葉を投げる度に、この世界のせいにしました。
部屋から見る景色がほとんどで、それで四季を感じていたつもりになった、自分が今ではなんだか馬鹿らしい。
外の空気を吸いづらくなった日々を、「まあ、どうにでもなるさ、私には関係ない」と放棄していた。
生活が困窮することを、政治もろくに知らないのに政治のせいにして。
新作のゲームが楽しくないのを、こんな世の中だからとまた。
言葉を綴る右手が、疎ましく思い、諦めかけた2020年。
気付けば、クリスマスになっていました。
去年もさほど幸せだったとは思わない。
なのに、今年は特に空っぽでした。
イルミネーションは目に優しくなくて、彩るクリスマスソングは在り来りで。
通り過ぎる笑顔や話し声が、全て作り物のように思えました。
周りに苛立ち、焦燥を感じるのはなぜか。
これからの私は、何を見つめ、どこに行きたいのか。
自問自答を繰り返す、2020年。
まだ、何も成していないのに、どうにかして自分を肯定していかなきゃ。
そうして見た自分の顔が、とても可哀想で、惨めだなと思い、ペンを取り書き上げた歌です。
書き終わり、形になって思ったのは、葬ったこの感情が、それで良かったと背中を押してくれるように、強くなろうということ。
まだ、行けるところまで行けてないのだからと決心したこと。
2021年
どんな年になるか、誰も分からない。
ワクワクなんて、こんなご時世、貼り付けただけのただの紙。
けれど、そこに書いた思いが間違いでないことだけを胸に、針の莚らしさを言葉で、歌で届ける。
それが、去年の私に向けた餞だと信じたい。
今年は去年より、たくさんの作品を残すつもりです。
期待、しててほしいです。
いつもむずかしい言葉ばかりでごめんね。
大好きです。
私の歌を信じてくれてる人に、心を込めて。